ブギートレイン'03

自宅近くの駅で小学生の駅見学の感想文が張って在ったので見た。
基本は切符の買い方や駅の豆知識を教えてくれてありがとうございます
と言う様な内容だったのだが、中によく書けている物も在ったので、
少しメモをしておく。
 
最初はベタに分かり易いモノ。
質問とアンサーの流れが書いてあり、
確り構成出来ている物が在った。
切符はどう買うの?駅に在る黄色の凸凹は何?など。
質問には?を付けて分かり易くして在る所に文章を書くセンスを感じた。
 
次は自分が上手く出ている感想文。
全体の作りは他の物と差異は無いのだが、
駅員さんの話を聞いていてワクワクしました。
と言う自分の感情を表現している上手い文章。
他の感想文とは違い、書き手が見えてくる所に上手さを感じた。
 
最後は1番良いと思ったモノ。
駅員さん色々教えてくれてありがとうございます。
駅はパパも仕事に行くのに使っています。
毎日お疲れ様です。
みんな自分の事しか書いていないのに、
この子だけパパと言う単語が入っていた。
それによって、この子の背景が見えて来る立体的な文章に成っている。
駅員に向けての御礼状としても
今日も頑張って行こう!と思ってしまう完璧な内容。
 
これの重要な所は小学2年生が書いたと言う所。
この3つともセンスで文章を書いているのだ。
文才と言う物は年齢で開花するものでは無いのですね。
でも普通の文章を書いている子でも、
まだまだ伸び代は在るだって小学2年生だもん。
 
まずは文章を書くテクニック。
?や、ですますや、口述筆記なんかは
本でも読んでいたら身に着きます。
そして行動力。
例えばこの感想文の中に教わった後に
切符を買ってみました
と言う様なのが在ったら他の文との差は明確だろう。
しかも人間は行動をする事で経験が溜まって自分が出来てきます。
 
それによって自分のパーソナリティが
入った文章を書ける様に成る筈です。
更にプライドも必要です。
この程度の作文は何を書いても提出すれば及第点です。
しかし、その程度のモノにも
自分だから書ける文章を書きたい
と言うプライドを持つ様な人間で在る事が
重要なのでは無いかなと思います。
 
そんなものが合わされば
センスの在る人よりも面白いモノが書けたり
作れたりするのではと考えたのでメモしておきました。
希望に満ち溢れる若人の文章を見て
陰鬱に成って書き始めた訳では在りません。